お仕事でお使いですがは高年式で奇麗に乗っておられます。
ドアのヘコミは広範囲に有り 交換レベルのドアでしたが
実費という事もあり板金の方向でお見積りを進めました。
ドアを押した上に中のパネルまで曲がってしまうのは
よほどに押し込みがきつかったのを感じました。
ドアの内側の曲がりは 板金修正のはしずらいものが有ります。
袋状で内側からのたたき出しが出来ないという事も有りますが
表面のパネルと裏のパネルの合わせ部分のカシメが外れるのです。
一般の方からしますと 何を言っているのか分からないと思いますが
それを意識して作業しないと 本来の形で無くなる という感じです^^;
修正機でじわじわとゆっくり引き出し作業を行いながら歪を修正していきます。
今のパネルは薄く 一度ヘコミ曲がったパネルは鉄板が伸びています。
一度伸びた鉄板はまっすぐにしたくても 膨らむもしくは凹んだままになるのもなんです。
その時には 絞り という作業をします。
ガスの火もしくは電気の熱を一点ずつ 数回に分け炙り そして急激に冷やすを繰り返します。
そうすると 徐々に鉄板の伸びが無くなっていき本来の状態になっていきます。
今回苦労したのは 表のパネルもそうですが やはり裏面のパネルです。
ラインも多くカシメを外さないように作業を進める事がその理由です。
お客様に 納車する際に 奇麗になってる!の一言で 全てが報われる とは
言い過ぎですが 技術者など職人さんは嬉しい物です^^)
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